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裁判で解決する心構え(2019年11月執筆中) 自信満々の9割は自信過剰

 

事案は同じでも、相談者の方の解決に取り組む姿勢や人柄等により、法的な解決がし易い場合としにくい場合があり、結論を左右する影響があります。以下は、経験上、解決を困難にする要因です。解決を促進にする要因はその逆です。

1 理屈よりも事実

ご自分の主張を正当化する理論を延々と強調され、それを受け入れない裁判官、弁護士、警察等をバカ呼ばわりされる方がしばしばおられます。よくお聞きしてみると、多くの場合、裁判のルールに乗らない空論か、ご自分が十分あると思っておられる証拠が全然足りません。理屈でなく、事実を淡々と説明し、法的解決のために必要とされる証拠を準備することが大事です。

裁判の立証のハードル、つまり必要な証拠は、一般の方が思っておられるより格段に厳しいです。

2 よく喋るが、書けない人は難しい

事実経過を話すことができるが、早口で次々と場面が変わるため、理解し難く、メモもし難いので、文章化をお願いしても、それをされないというタイプの方がおられます。事実関係の正確な把握が困難となりますし、当方で苦労して文章化してみると、同じ話の繰り返しで、肝心な内容や時期が曖昧であるということがよくあります。

3 他罰主義は永遠に不満

多くの人に、他罰主義の傾向があり、私も自覚しています。自己防衛の本能のようなもので、ある程度已むを得ませんが、行き過ぎると、自分に有利な証拠の過大評価に直結し、裁判所等を証拠で説得できず、裁判で勝てません。勝ったとしても、どこまでやっても解決できた気持ちになれず、幸せにはなれませんから、他罰主義の傾向を自覚し、軌道修正することが大事です。

4 語るなら未来を

延々と過去の嘆きを続け、どうしても止められない、という方がおられます。精神科のカウンセリングならこれでよいのかもしれませんが、直面している事案の解決はできません。

5 自信満々の9割は自信過剰

かなりの割合であります。医療事故ですと、病院側が過失を認めて謝罪しているとか、自分の協力医が自分の主張に沿う意見書を書いてくれるので、簡単に勝てるなどと断定的にお話になるケースで、その裏付けがない場合は、経験上、大部分は、法的な過失を認めてなかったり、協力医の先生の意見書があまり役に立たないとか、いざ頼むと書いてくれないなど、状況認識がご自分に有利な方向に誤っています。

 6 その他

小手先の理屈は成功しない・・・有効と思っている人が多いですが、そんなに甘くないです。全然ダメです。

不安な時こそ、愚直さが大事・・・長期の籠城戦と似ています。相手の出方に一喜一憂せず、右往左往せず、当方の主張立証を進めることと、相手の立証を当方に有利に利用することです。

依頼者が裁判の主張面で弁護士を主導している関係はあまり成功しない・・・事案の性質・弁護士のタイプにもよると思いますが、成功例をあまり見聞き経験しません。

 

 

 

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